この記事では「もう一度お越しいただけますか」について解説をします。
「もう一度お越しいただけますか」とは?意味
ふたたび来てくれるかという意味です。
来るようにと相手に求める意味があります。
「もう一度」は、同じことが繰り返されるさまを表します。
つまり、一度ある場所に来たけれど、ふたたび同じある場所に来るということです。
「お越し」は「行くこと」「来ること」の尊敬語です。
行ったり、来たりするのは、聞き手になります。
「いただけ」は「いただく」のことで「もらう」の謙譲語です。
「お~いただく」の形で、相手に何かをしてもらうことをへりくだって表現しています。
「ますか」は、敬意を表す「ます」と、疑問の意味の「か」をつなげています。
「もう一度お越しいただけますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、一度来た人に対して、ふたたび来て欲しいときに用います。
たとえば、Aさんはある商品が欲しくてO店に買い物に行ったとします。
しかし、O店にあった欲しかった商品は売り切れていました。
店員に入荷予定を尋ねると、明日には入荷するとのことでした。
Aさんはどうしてもその商品が欲しいと思っていて、そのことを店員に伝えます。
明日なら入荷して商品を渡すことができるので、入荷してからふたたび店に来て欲しいと店員は思っています。
それを店員が伝えるときに「もう一度お越しいただけますか」といった言葉を使用します。
「いただけますか」と疑問の形で、そうして欲しいことを表現しています。
疑問の形で伝えると、ある動作をするようにという強制力はそれほど強くはありません。
そのため、命令しているような印象を与えずに伝えられます。
「もう一度お越しいただけますか」を使った例文
・『申し訳ありませんが、もう一度お越しいただけますか』
「もう一度お越しいただけますか」の返答や返信例
来ることができるのか、できないのかを答えます。
ある人に用事がある、あるものを欲しいといった場合は、もう一度その場所に出かけることになるでしょう。
その場所にもう一度くる場合は「わかりました」の意を伝えます。
人に会う場合は、時間を確認しておくと確実に会えることでしょう。
もう一度出かけたくない場合は、「来られません」の意を伝えます。
来ないことで相手に迷惑をかける場合は、謝罪の言葉も述べます。
迷惑をかけない場合は、謝罪をする必要はありません。
まとめ
この言葉は、相手にふたたび来て欲しいときに用います。
できれば、再び来る手間をかけさせないようにしたいところですが、どうしてもそうしてもらう必要が出てくることもあります。
出かける手間をかけさせるので、相手に配慮して伝えることが大切です。