「如何なる理由であれ」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「如何なる理由であれ」とは?
「如何なる理由であれ」は、「どんな理由であっても」との意味で使用できる言葉です。
「如何なる」は「いかなる」と読みます。
「如何」は単独で「いかん」と読み、「如何なる」と送り仮名をつけると「いかなる」になるのです。
これは「何の如き」という意味を持つ言葉です。
つまり、不明な意味を持つ「どう」と同じ用途で使用できる言葉なのです。
ここでは「如何なる」とすることで、「どんな」と同じ意味で使用できる言葉になっているのです。
なお、「理由であれ」は、口語表現にすれば「理由であっても」になります。
これらのことから、「如何なる理由であれ」は、「どんな理由であっても」を意味する言葉であると分かるのです。
「如何なる理由であれ」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「如何なる理由であれ」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの部下が会社の経費を不正に利用していたとします。
そしてその行為を、あなたは見つけてしまったのでした。
このような場合には、「如何なる理由であれ、許されるものではありません」と述べるとよいでしょう。
これにより、どんな理由があっても許されない事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「如何なる」の使い方に注意しましょう。
「如何なる」も「理由であれ」も、文語的な表現だと言えます。
使う場面によっては堅苦しい表現に聞こえてしまう事もあるのです。
状況に応じて、口語的な表現に言い換えてみてもよいでしょう。
「如何なる理由であれ」を使った例文
「如何なる理由であれ」を使った例文を挙げます。
例文のように、「理由であれ」何なのかを続けて述べると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『如何なる理由であれ、許される事ではありません』
・『如何なる理由であれ、お断りしている状況でございます』
・『如何なる理由であれ、解約は認めておりません』
「如何なる理由であれ」の類語と敬語での言いかえ
「如何なる理由であれ」の類語と敬語を解説していきます。
「如何なる理由であれ」の類似表現
「如何なる理由であれ」の類似表現には、「どんな理由であれ」があります。
「如何なる」と「どんな」は、同じ用途で使用できる類似の言葉なのです。
「如何なる理由であれ」の敬語表現
「如何なる理由であれ」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「如何なる理由でございましても」に言いかえできます。
まとめ
このように「如何なる理由であれ」は、「どんな理由であっても」との意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
