「死力を尽くして戦ってまいりました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「死力を尽くして戦ってまいりました」とは?
この言葉は、全力で戦った場合に使用できる言葉です。
「死力を尽くす」とは、「全力を尽くす」の類義語だと言えます。
しかし、「死力」という言葉を使用する事で、より強い意思を表現する言葉になっています。
「死ぬほどに力を尽くす」や「死んでも構わないほどに力を出し尽くす」のような意味で「死力を尽くす」という言葉を使用しているのです。
また、「戦ってまいりました」は「戦ってきました」と同じ意味だと言えます。
「まいる」は「参る」と表記でき、「いく」や「くる」を意味する謙譲語です。
そしてここでは、「戦ってまいりました」と過去形にしていることから、「戦ってきた」との意味で使用していると分かるのです。
「死力を尽くして戦ってまいりました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、市場シェアを他社と争っていたとします。
この数年は特にシェア争いが激しく、一進一退の攻防が続いていたのです。
このような場合には、「これまでも、死力を尽くして戦ってまいりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、あらん限りの力を使って争ってきた様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「まいりました」の使い方に注意しましょう。
「まいる」は「いく」や「くる」を意味する謙譲語です。
そして、「いく」と「くる」は全く別な意味なのです。
つまり、使い方によっては違う意味の言葉になるのが「まいる」です。
相手に誤解を与えないように、周囲の文章で補いながら、分かりやすく使用するべき言葉なのです。
「死力を尽くして戦ってまいりました」を使った例文
ここでは例文を挙げていきます。
例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を加えてアレンジする事も可能です。
・『死力を尽くして戦ってまいりました』
・『今まで、死力を尽くして戦ってまいりました』
・『これまでだって、十分に死力を尽くして戦ってまいりました』
「死力を尽くして戦ってまいりました」の類語と敬語での言いかえ
「死力を尽くして戦ってまいりました」の類語と敬語を解説していきます。
「死力を尽くして戦ってまいりました」の類似表現
この言葉の類似表現には、「全力を尽くして戦ってまいりました」があります。
「死力」と「全力」は、同じような使い方ができる類似の言葉なのです。
「死力を尽くして戦ってまいりました」の敬語表現
この言葉を、別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「死力を尽くして戦ってきました」に言いかえできます。
まとめ
このように「死力を尽くして戦ってまいりました」は、全力で戦ってきた場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。