「妙案がございましたら」を解説していきます。
気になるビジネス敬語を、正しく学びましょう。
「妙案がございましたら」とは?
「妙案がございましたら」は、先方にアイデアを求めるときの表現です。
妙案は、とても良い考えのこと。
「ございましたら」は「ありましたら」の丁寧な表現です。
そのため「いいお考えがありましたら」というニュアンスがあります。
「妙案がございましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「妙案がございましたら」は、目上の方の意見を集うときに使います。
「ご教示ください」や「お教えください」など、後ろに「教えてほしい」という意味の文を補います。
ただ丁寧な表現なので、立ったままおこなうスタンディングミーティングなどくだけた場では、控えておきましょう。
他の言い回しも同時におさえておきたいです。
「妙案がございましたら」を使った例文
・『よい情報や妙案がございましたら、宜しくお願いいたします』
・『妙案がございましたら、お聞かせください』
・『妙案がございましたら、教えていただけたら幸いです』
「妙案がございましたら」の類語や敬語での言いかえ
「妙案がございましたら」の言いかえに「妙案がありましたら」もあります。
「妙案がありましたら、教えてください」のように、シンプルにまとめられます。
あまり仰々しい表現をしたくない場合に引用できます。
「妙案がございましたら」の類似表現
よく似た言い方に「良いアイデアが浮かびましたら」もあります。
妙案を良いアイデアと、わかりやすい表現に整えています。
社内会議をしていて、ざっくばらんに意見を求めたいときにも使えます。
「妙案がございましたら」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「妙案をお持ちでしたら」といいます。
「妙案がございましたら」でも十分丁寧な敬語ですが「お持ちでしたら」という表現を挟むと、知的に聞こえます。
「妙案をお持ちでしたら、ご提案いただきたく存じます」や「妙案をお持ちでしたら、ご提案いただきますようお願い申しげます」と繋げていけます。
「妙案がございましたら」の返答や返信例
この言葉をもらったら、具体的な策を先方に提示していきます。
「ご提案させていただきます」と送って、浮かんだアイデアを伝えていきましょう。
末尾には「ご検討いただけましたら、幸いでございます」と結びます。
丁寧なやり取りを心掛けておきましょう。
まとめ
「妙案がございましたら」の意味と使い方を学びました。
この表現は「良い案がございましたら」と同じように使えます。
先方に具体的な案を求めるときのフレーズです。
とても丁寧な敬語なので、代替案もあわせて学んでおきましょう。