この記事では「お役に立てずすみません」という言葉について説明していきます。
「お役に立てずすみません」とは?
相手の役に立てなくて申し訳ないということで、相手からなにか知らないかと尋ねられたものの、望んでいたような情報を自分も持っていなかったときや、相手に協力したものの物事の解決に関われなかった時などに使われます。
手伝う行為が終わった時に使いますが、その解決が必要な物事がうまく行ったという報告があった際にももう一度伝えることができます。
即時性が高い挨拶の言葉ではありますが、「先日はお役に立てずすみません」というような使い方もできます。
基本は口頭で使いますがメールなどで使うことも可能です。
「お役に立てずすみません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉を言われる相手は困っており、時間がないケースも多いことから、あまり長く伝えるよりはストレートに「お役に立てずすみません」という方がベターでしょう。
同じ会話中にあまり何回も言わないほうが良い言葉でもあります。
「お役に立てずすみません」を使った例文
・『お役に立てずすみません、パソコンのトラブルは解決しましたか?』
手伝ったものの結果が出なかった事態の後に使う場合の例文で、他の手段で問題が解決できたかを尋ねる使い方となっています。
・『今回はお役に立てずすみません』
ボランティア活動等に参加できないというシチュエーションで電話などで不参加の意志を伝えた後の挨拶として使う例文です。
・『それについては知らないですね、お役に立てずすみません』
質問の返答としての例文で「それ」の部分は固有名詞になるケースも多くなります。
場所に関する質問などでも使えます。
「お役に立てずすみません」の類語や敬語での言いかえ
「お役に立てず申し訳ありません」が敬語の段階を進めたもので、質問であれば「申し訳ないけど知らないです」という言葉も類語と言えるでしょう。
「お役に立てずすみません」の類似表現
「結果を出せず申し訳ありません」「解決できず申し訳ありません」なども類似表現と言えます。
「お役に立てずすみません」の敬語表現
「お役に立てず申し訳ありません」が謝罪の意図を含めた分敬語の段階は進んでいますが、これ以上へりくだった言葉は一般的にはないと言えます。
へりくだりすぎると相手にいい印象が与えられない言葉でもあります。
「お役に立てず申し訳ありません」の返答や返信例
いえ、ありがとうございましたなど手伝ってくれたことへのお礼をすることが一般的で、他の人にも聞いてみるなど解決の意志を伝えることもベターです。
まとめ
「お役に立てず申し訳ありません」という言葉は相手の質問があって使える言葉でややシチュエーションは限定的です。
相手も急いでいることが多く長い返答にせず「お役に立てず申し訳ありません」あたりにしたほうが良いでしょう。