「本年度」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「本年度」とは?
「年度」は、企業や学校における一年の単位を示す言葉です。
企業であれば会計年度とイコールの場合が多いと言えます。
企業も学校も、当年の四月から翌年の三月までを、一年とカウントします。
これをカレンダーの一月から十二月の一年と区別するために「年度」という言葉を使用するのです。
一月始まりは「年」、四月始まりは「年度」なのです。
ここでは「本年度」と表現していることから、現在から次の三月までの期間の「年度」を示していることが分かります。
「本年度」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「本年度」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの会社で業績が悪化していたとします。
そして、あなたの部門でも割り当てられた予算を達成できない見込みだったのです。
このような場合には、「本年度は、予算達成が難しそうです」と述べるとよいでしょう。
これにより、会計年度の終わりである三月までに、予算を達成できなそうな様子を、上手に表現きるのです。
この言葉を使用する場合には、「本年」との違いに注意しましょう。
「本年」と「本年度」は、一年のサイクルが違うのです。
少しの違いで開始月が異なる年サイクルを表現するので、間違えないように注意しましょう。
一月始まりは「年」、四月始まりは「年度」なのです。
「本年度」を使った例文
「本年度」を使った例文を挙げます。
例文のように、四月始まりの一年を示して「本年度」という言葉を文章に組み入れるとよいでしょう。
・『本年度の予算は、達成が非常に困難だと言えます』
・『本年度からは、新体制で運営して参ります』
・『本年度の目標としては、組織改革が挙げられています』
「本年度」の類語と敬語での言いかえ
「本年度」の類語と敬語を解説していきます。
「本年度」の類似表現
「本年度」の類似表現には、「今年度」があります。
「本年度」と「今年度」の違いは、「本年」と「今年」の違いと同じであり、まったく同じように使用できる言葉だと言えるのです。
「本年度」の敬語表現
「本年度」を敬語表現にすることはできません。
敬語に変更するべき動詞が存在しないからです。
これを敬語表現にする場合は、動詞を付与した上で敬語に変換する必要があります。
たとえば、「本年度は躍進したいと存じます」のようにすれば、敬語の表現にする事ができます。
まとめ
このように「本年度」は、四月始まりの一年を示す言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。