「二度手間をおかけして」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「二度手間をおかけして」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「二度手間をおかけして」について解説をします。

「二度手間をおかけして」とは?意味

一度で済むところを、さらに時間や労力をかけさせてしまい、といった意味です。

「二度手間」は、一度で済むところを、さらに時間や労力をかけることという意味を持っています。

たとえば、買い物に行って帰ってきたら「○○を買ってきて」と頼まれて、また同じ店に買い物に行かなければならなくなることが「二度手間」が意味するものにあてはまります。

最初から買うものを頼んでくれていれば、一度で済んでいます。

「おかけ」「かける」「お」をつけて、丁寧な表現にしたものです。

「かける」は、時間や労力などを使う、負担すべきものを他人にやらせるという意味になります。

「二度手間をおかけして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、余計な時間や労力を相手に使わせてしまったときに使用をします。

話し手側が時間や労力を使うことではなく、聞き手が時間や労力を使うことを意味しています。

たとえば、A社の人がB社のある人に用事があってやってきたとします。

しかし、このときに目的とする人は留守でした。

いつごろ戻ってくるのかわからないので、一旦A社に戻って、別の機会にB社にもう一度行くことにしました。

最初からB社に目的の人がいれば、もう一度出かける手間をかけずに済んでいたところを、その人がいなかったために手間がかかっています。

このときにB社の側が使用をする言葉です。

「おかけして」の後には、たいていは謝罪の言葉が続きます。

本来ならやらなくてもよかったかもしれないのに、相手に迷惑をかけているので、わびることが大切です。


「二度手間をおかけして」を使った例文

・『二度手間をおかけして申し訳ありません』

「二度手間をおかけして」の返答や返信例

たいていは謝罪の言葉が続き、謝罪を受け入れます。

余計な時間や労力がかかり、迷惑を受けているかもしれませんが、謝罪を受け入れないということは少ないでしょう。

謝罪を受け入れなかった場合、相手との今後の関係に影響がでる可能性があります。

自分が上の立場なら、今後同じようなことがないようにと注意をする場合があります。

どのようにすれば同じ事態を防げるのか、一緒に考えていくとよいでしょう。

今後の対策を考えることで、よりよい仕事ができるようになることが期待できます。

まとめ

この言葉は、一度で済むところを相手に手間をかけさせてしまったときに使用をします。

余計な時間や労力をかけさせて迷惑を与えてしまっているので、謝罪の言葉を述べるのが望ましいです。

そして、同じことがないように注意をすることも大切です。