「私どもといたしましても」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「私どもといたしましても」とは?
「私どもといたしましても」は、「私達としても」という意味の言葉です。
ここでは、敬語を使用して言葉を言いかえる事で、相手への敬意を表現しています。
「私ども」は、「私達」を意味します。
つまり、一人称複数の代名詞なのです。
しかし、「達」ではなく「ども」を使用することで、自分達をへりくだって表現しています。
また、「いたしましても」は、「いたす」がベースになっています。
そして、「いたす」は「する」を意味する謙譲語です。
これに「ます」を加える事で「いたしましても」としているのです。
「私どもといたしましても」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「私どもといたしましても」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある企業とプロジェクトを進めていたとします。
しかし、プロジェクトは上手くいかずに、中止することになったのです。
このような場合には、「私どもといたしましても、プロジェクトを中止したくはありませんでした」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分達の側から見た考え方を、適切な表現で伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「私ども」に注意が必要です。
これは、自分達をへりくだって表現した言葉です。
対等の立場の相手には、使用しない方がよいフレーズでもあるのです。
「私どもといたしましても」を使った例文
「私どもといたしましても」を使った例文を挙げます。
例文のように、「しましても」に続けて自分たちの考えに言及すると、分かりやすい文章を作成できるはずです。
・『私どもといたしましても、何とか進めたいと考えております』
・『私どもといたしましても、中止したくはありませんでした』
・『私どもといたしましても、値下げしたい気持ちはあります』
「私どもといたしましても」の類語と敬語での言いかえ
「私どもといたしましても」の類語と敬語を解説していきます。
「私どもといたしましても」の類似表現
「私どもといたしましても」の類似表現には、「私達といたしましても」があります。
「私ども」と「私達」は、どちらも一人称複数を示す類似の言葉なのです。
「私どもといたしましても」の敬語表現
「私どもといたしましても」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「私どもといたしても」に言いかえできます。
まとめ
このように「私どもといたしましても」は、自分たちの考えを述べる場面で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
