「ご立腹」という言葉は、ビジネスシーンでも用いられている言葉です。
意味や使い方は知っているようで正しく理解できていない人も大勢います。
ビジネスシーンにうまく取り入れられるように、意味や使い方、返答例などを簡単に説明します。
「ご立腹」とは?意味
「ご立腹」とは簡単に言うと「怒っている」「腹を立てている」といった意味合いがあります。
言葉の意味としては「怒りがこみあげてくる」というのが正解です。
「ご」がついていることで尊敬語となり、目上の人が起こっている様子を表す言葉となります。
類義語には「お怒り」や「憤り」などがあり、「お怒り」という言葉は「ご立腹」と同じ意味合いで使うことができます。
ビジネスシーンによって正しい言葉選びをするのもビジネスにおいてとても重要なことです。
「ご立腹」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご立腹」という言葉は、自分の周りの人に対して上司や先輩、お客さん、取引先の人などが腹を立てている場合に使う言葉です。
つまり、目上の人が自分の会社の人に対して怒っているという事実を間接的に伝える場合に用いられます。
そのため、対象の相手が限られてくるので誰にでも使っていい言葉ではないということだけ、注意して会話に取り入れるようにしましょう。
「ご立腹」を使った例文
・『昨日開かれた会議での失敗に社長が大層ご立腹です』
・『今日受付に来られたお客様がその時の対応にとてもご立腹です』
・『◯◯様がご立腹なのもごもっともです』
「ご立腹」に対しての返信例
例文にあるような言葉を相手から言われた場合には、「昨日開かれた会議での失敗に社長が大変(大層)ご立腹です」に対しては「了解しました。
自分の準備不足が失敗の原因なので、企画書を見直してから社長に謝罪しにいきます」と返すのが無難だと言えます。
説明した使い方以外の言い回しとして「◯◯様がご立腹なのもごもっともです」怒っている相手に対して「ご立腹」という言葉を使う場合もあります。
その場合「今回の件は社に戻って厳しく検討させて頂きますので、そのつもりでお願いします」といったふうな厳しい言い回しで返答するか、トラブルの度合によって、「今回の件については、社に持ち帰って再度検討させて頂きます」といった言い回しで相手との関係を壊さないような返答にするようにしましょう。
まとめ
ここでは「ご立腹」という言葉のビジネスシーンでの使い方や使う上での注意、返答の仕方などを簡単に説明してきました。
「ご立腹」は使い方によっては相手に不快な気持ちを与えてしまう可能性があります。
ビジネスシーンで会話に取り入れる場合には例文や意味、使い方を参考にして、トラブルや対応がスムーズに解決できるようにしましょう。