「ご愛読ください」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「ご愛読ください」とは?
「愛読」は「好んでよく読むこと」や「気に入って頻繁に読むこと」などの意味で使用される言葉です。
「愛」は、何かを好きだと思う気持ちだと言えます。
これを「読む」に付与することで「愛読」という言葉になります。
これは、「読むことを愛する」という意味になりますが、実際に愛しているのは、対象物である書物だと言えます。
そして、さらに言えば、その書物にかかれている物語や内容を愛していると言えるのです。
ここでは「ご愛読ください」とすることで、「愛読してくれ」と相手に要求しています。
愛読するかしないかは、本来自分で決めるものです。
しかし、相手に愛読してほしいと願う場合には、このような表現もできるのです。
「ご愛読ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご愛読ください」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが本を紹介してくれと頼まれたとします。
そこで、世界的な名作小説を、この機会にプレゼントすることにしました。
このような場合には、「世界的にも有名な作品ですので、ご愛読ください」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して敬語を使用して、愛読することをおすすめできるのです。
この言葉を使用する場合には、「ください」の使い方に注意しましょう。
これは正しい尊敬語の使い方です。
しかし、受け取り方によっては指示のように聞こえる事もあります。
その原因が、語尾が断定的な点にあります。
そのため、これを遠回しな表現にすることで、そのような印象を緩和できるのです。
たとえば「ご愛読くださいますと幸いです」のようにすれば、願望を表現する言葉になり、断定的な印象が和らぐのです。
「ご愛読ください」を使った例文
「ご愛読ください」を使った例文を挙げます。
例文のように、相手に愛読するようにすすめる気持ちで使用すると、上手な文章を作成できるはずです。
・『よろしければ、ご愛読ください』
・『大変な名著ですので、ご愛読ください』
・『ご愛読くださいますよう、お願いいたします』
「ご愛読ください」の類語と敬語での言いかえ
それでは「ご愛読ください」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「ご愛読ください」の類似表現
「ご愛読ください」の類似表現には、「ご愛蔵ください」があります。
これは書庫に入れておくことを意味するので「ご愛読」とは意味が違います。
しかし、読み物を所有するとの意味では、類似の言葉だとも言えるのです。
「ご愛読ください」の敬語表現
「ご愛読ください」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「ご愛読いただければ幸いです」のように言いかえできます。
まとめ
このように「ご愛読ください」は、相手に愛読してほしい場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
