「頑張ります」はビジネス用語としてどのような意味で使われているのでしょうか。
「頑張ります」とは?意味
「頑張ります」とは、「目標達成のために力を尽くす」という意味の言葉です。
「頑張ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
目標を達成するために精一杯努力して力を尽くすことを意味する「頑張る」の丁寧な言い方で、ビジネス用語としては「客の希望を叶えられるよう尽力する」という意味で使われます。
一般的に「頑張る」という言葉は自分が設定した目標を達成するために行われる努力や行動を表します。
お金を稼いだり体を鍛えたり勉強したりなど苦労を積み重ねて自分の喜びを目指すのが「頑張る」ですがビジネス用語として使われる「頑張ります」は顧客のために頑張ること、特に「値引き」の意味で使われる言葉です。
商品を安く販売するためには色々な努力が必要です。
材料を安く仕入れたり生産工程を見直したりあるいは上司に値引きの許可をとったりなど、担当者の一存で軽はずみに決められるものではありません。
客からの値引き要請に対してあれこれと検討したり色々根回しをしたりなど多くの頑張りが必要になることから値引きなどの特別なサービスのことを「頑張ります」という言葉で表しています。
前向きな意志と決意が込められた表現ですが必ずしも実現する保証はありません。
頑張って要望を叶えようという気持ちはあってもそれが実現するかどうかは別問題です。
どう頑張っても実現不可能な値引きや損失が出てしまうほど過大なサービスなどに対しては「一応検討してみるがあまり期待しないでほしい」という意味で「頑張ります」という表現が使われることもあります。
「頑張ります」を使った例文
・『納品価格についてはなんとか頑張ります』
・『こちらも精一杯頑張りますのでそちらも何卒よろしくお願いします』
・『出来る限り頑張りますがこの条件では少し厳しいかもしれません』
「頑張ります」の返答や返信例
前向きに努力すると表明してくれているので「期待しています」「楽しみにお待ちしています」などと良い結果を望んで待っていることを伝えましょう。
あまりプレッシャーをかけすぎると悪い結果を招きかねないので軽い調子で返すのが効果的です。
反対に何があっても失敗を許さず確実に結果を求める場合は「頑張るだけで失敗するようでは意味がない」「求めているのは努力ではなく結果だ」といったようなセリフで圧力をかけておきましょう。
まとめ
「頑張ります」はビジネス用語として様々な意味合いで使われます。
約束しているのは努力という過程であり確実な結果ではありませんが、人によっては確約と受け取ることもあり軽はずみに使うのは危険です。
全くうまくいく見込みがないのに使うとトラブルの火種になりかねません。
頑張りが結果につながる自信があるときのみ使いましょう。