「状況報告ありがとうございます」を解説していきます。
正しい敬語を覚えていきましょう。
「状況報告ありがとうございます」とは?
「状況報告ありがとうございます」は現状を教えてくれたことに対する、お礼をあらわします。
状況とは、今の動きのこと。
報告は仕事で大切なホウレンソウの「ホウ」にあたる部分です。
営業の進捗状況、仕事の進み具合をしめします。
こうした経過報告を受け取った場合のお礼が「状況報告ありがとうございます」です。
「状況報告ありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「状況報告ありがとうございます」は少々違和感のあるフレーズです。
もともと「報告」とは、部下から上司に対してあげる作業です。
下の人が上の人にお知らせするのが「報告」なので、日常業務のひとつにあたります。
もし上司が部下に労いのひと言をかけたいなら「報告ありがとう」や「お疲れ様でした」とシンプルに言い換えて使っていきましょう。
取引先に対して用いるのなら「状況報告」に代わる別の表現の方が、やわらかく聞こえます。
「状況報告ありがとうございます」を使った例文
・『ご連絡ありがとうございます』
・『ご連絡いただきありがとうございます』
・『状況を教えていただき、ありがとうございます』
「状況報告ありがとうございます」の類語や敬語での言いかえ
「状況報告ありがとうございます」の言いかえに「ご連絡ありがとうございます」が挙げられます。
取引先から新しい情報を提示してもらったとき、使える言い回しです。
相手に対する敬意もにじみ出ている、雰囲気のいい言い方です。
「状況報告ありがとうございます」の類似表現
似た表現に「進捗状況をお知らせいただき、ありがとうございます」もあります。
進捗状況とは、仕事がどのくらい進んだかの状況説明です。
社外の仕事相手に、ソフトに尋ねる言い方です。
「状況報告ありがとうございます」の敬語表現
さらに丁寧さを付け加えたいなら「ご教示くださりありがとうございます」も挙げられます。
「ご教示」は、先方の言葉や教えに感謝する言い回しです。
距離のある、改まった関係に使うといいでしょう。
「状況報告ありがとうございます」の返答や返信例
「状況報告ありがとうございます」はこちらが仕事の進行について、お知らせをした後に貰うひと言です。
相手との良い関係を気遣いたいなら「お手数おかけしますが、よろしくお願いします」などの言葉でまとめていきましょう。
いい言葉で返していきたいです。
まとめ
「状況報告ありがとうございます」の意味と使い方を学びました。
「状況報告」が違和感を与えてしまうため、それに近い表現に整えていくといいです。
自然な言い方も覚えて、相手とのいいコミュニケーションを図っていきましょう。