みなさんは、ビジネスシーンで「お休みを頂いてもよろしいでしょうか」という言葉を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方と注意点、言い換えについて詳しく解説していきます。
「お休みを頂いてもよろしいでしょうか」の意味とは?
ビジネスシーンにおいて、「お休みを頂いても」と言うと、有給休暇や私用での休みのことを指していると考えられます。
「有給休暇をもらっても」ということを伝える時に、「頂いても」とへりくだった言い方をしている点から、相手は目上の立場であることが分かります。
「よろしいでしょうか」は、許可や許容を伺っているニュアンスがあり、丁寧な言い回しです。
つまり、「お休みを頂いてもよろしいでしょうか」は、「有給休暇をもらっても良いか」という事を相手に聞くときに使う、丁寧な敬語表現の言葉です。
「お休みを頂いてもよろしいでしょうか」のビジネスでの使い方や注意点
この言葉から、自分は、「お休み」を取ることについて、相手に伺いを立てなければいけない立場であることが分かります。
また、相手の立場は“目上”であることも理解できるでしょう。
自分ひとりの都合で、誰にも断りを入れずに勝手に休むことはビジネスパーソンとして避けるべき行動です。
ですから、この言葉の注意点としては、「仕事を休むことに対してもビジネスパーソンとしての責任が問われる」というニュアンスを含んでいるということです。
会社内で、組織やチームの一員として働いている以上、自分が休んでも業務や取り組みに支障が出ないような配慮が必要不可欠であるということです。
「お休みを頂いてもよろしいでしょうか」の言い換え
・『お休みを頂いても差し支えございませんか』
・『大変申し訳ありませんが、お休みを頂いても差し支えございませんか』
・『大変申し訳ありませんが、お休みを頂いてもよろしいでしょうか』
・『お休みを取らせていただくことは可能でしょうか』
・『有給休暇の申請をさせていただきたいです』
「休みを取りたい」という要望と、「業務上不都合が生じないかどうか」のお伺いの意味合いが含まれていることが分かります。
上司や同僚への配慮やお詫びも忘れないようにしたいところです。
また、休暇の取り方については、会社や部署により違いがありますので、それぞれの職場ではどのような取り決めがあるのかを、事前に調べておくことも大切になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「お休みを頂いてもよろしいでしょうか」は、目上の上司に「休みを取らせてほしい」という内容を伝える時に使う言葉です。
単に、「休んでも良いかどうか」だけでなく、周囲が忙しくしている中で自分だけが休みを取るという状況であることに配慮し、休む理由やお詫びの一言も添えて、「お休みを頂いてもよろしいでしょうか」をスマートに使いこなせるようにしましょう。
