この記事では「お電話をいたします」という言葉について説明していきます。
「お電話をいたします」とは?
電話を掛けますという意味で、「書類審査を合格した方はお電話をいたします」などの使い方があります。
「電話をおかけします」の「かける」はダイヤル操作に由来する言葉とされる見方もあり、「お電話をいたします」のほうがプッシュホンやスマートフォンを前提とした近代的な言い方となります。
ただしそこまで厳密に使うような言葉ではないと言えるでしょう。
使うシチュエーションは電話している時にまた電話するという意図で使うケースが多く、実際に顔を合わせて会話している場合は「またお電話をいたします」という後にという意味合いを含んだ使い方をします。
「お電話をいたします」を使った例文
・『試作品が完成次第お電話をいたします』
連絡をするという使い方で、別会社同士の会話であるケースが多いですが、自分の会社の上司相手であれば「お電話」と使っても問題ないでしょう。
・『最寄り駅に到着次第お電話をいたします』
面接や旅館の予約などのケースで、面接を受ける側、旅館に泊まる側が使う言葉となります。
会社や旅館についたら連絡することで迎えの車を呼ぶというケースか、到着後の準備を手配するというケースになります。
・『開通確認のためにお電話をいたします』
新規に電話回線を開通させる説明としての例文です。
固定電話であればまず見ない表現ではあります。
「お電話をいたします」の言いかえ表現
「お電話差し上げます」「電話をおかけします」「電話でご連絡します」などが言いかえとしてあげられますが、シンプルな表現なので「電話をおかけします」をメインに使っていても問題ないでしょう。
「お電話をいたします」の類似表現
「メールいたします」「ファクシミリを送ります」など通信手段が異なることでの連絡するという意図は類似表現と言えるでしょう。
「LINEします」という関係であれば敬語を使わない関係であることが多いと言えます。
「お電話をいたします」の敬語表現
「お電話差し上げます」がよりへりくだった表現になります。
ただし「お電話いたします」も敬語ではあります。
「お電話をいたします」の英語表現
I will call you となりますが、会社からお電話をいたしますでは The company will call you や、 Make a phone call from the companyとなります。
まとめ
お電話をいたしますという言葉は電話で連絡をするという意図の言葉で、少なくとも文書での通信はした関係で使われる言葉です。
「また」「後ほど」「後日」などをつけて使うケースが多いと言えます。
公衆電話やスマートフォンなど電話の機種に関しての含みはない言葉です。
電話での会話や、発声して使うケースが多いとは言えますが文書で使うケースもありえます。
