「親身にご対応くださり」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説します。
「親身にご対応くださり」とは?
「親身」は、もともとは「血縁が非常に近い人」を意味していました。
そのため、親族などに近い言葉なのです。
しかし。
これを拡大解釈して「肉親であるかのような親切さ」を表現して、「親身」と使うようになったのです。
また、ここでは「ご対応くださり」という表現を使用しています。
これは、「対応してもらい」を意味する言葉です。
「くださる」は「くれる」を意味する丁寧語なのです。
「親身にご対応くださり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「親身にご対応くださり」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが社内の手続きに困っていたとします。
すると、その様子を見かねた先輩が、手続のしかたを指導してくれました。
このような場合には、「親身にご対応くださり、ありがとうございます」と感謝を述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して上手に感謝を表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、語尾の使い方に注意しましょう。
「ご対応ください」でもよいですが、さらに丁寧に「ご対応いただき」ともできるのです。
この場合は「いただく」が「もらう」の意味になります。
そのため、行動の主体が自分になり、謙譲語表現を使用できるのです。
これらは、どちらも正しい敬語ですが、丁寧さの程度が異なるものです。
そのため、相手に合わせて使い分ける必要があると言えるのです。
「親身にご対応くださり」を使った例文
「親身にご対応くださり」を使った例文を挙げます。
例文のように、感謝の言葉と組み合わせると、自然な文章を作りやすいと言えます。
・『親身にご対応くださり、感謝いたします』
・『親身にご対応くださり、大変ありがとうございます』
・『親身にご対応くださり、心より感謝いたします』
「親身にご対応くださり」の類語や敬語での言いかえ
それでは「親身にご対応くださり」の類語や敬語での言いかえを説明します。
「親身にご対応くださり」の類似表現
「親身」の類似表現には、「親切」があります。
「親切にご対応くださり」と言いかえることが可能ですが、若干ニュアンスが異なるので注意しましょう。
「親身にご対応くださり」の敬語表現
「親身にご対応くださり」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょう。
たとえば、「親身にご対応いただき」とすれば、謙譲語表現で言いかえできます。
まとめ
このように「親身にご対応くださり」は、相手の対応に対する感謝を表現するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、身に付けておくことをおすすめします。
