この記事では「親身に」について解説をします。
「親身に」とは?意味
親子や兄弟などの近い関係のように、心がこもったことをしてくれるさまという意味です。
「親身」には、親子や兄弟のような近しい関係のように、細やかな心遣いをすること、またそのさまという意味があります。
小さな子どもは自分で服を着ることができません。
忙しいときには他人の子だと「自分で着て欲しい」と思うこともあるでしょう。
しかし、肉親なら手伝ってあげようという気持ちになります。
こういった、肉親のような心のこもったことを意味します。
「に」の後には言葉が続きます。
「親身に」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、肉親であるかのような心遣いを他人が示してくれたことを表して用います。
肉親の行為やそのさまではなく、肉親以外の人の行為やそのさまをいいます。
たとえば、Aさんには悩みがあったとします。
悩んでいることがわからないようにしていたのですが、知らずしらずのうちに表情に出てしまっていたようで、同じ職場の先輩が気にかけてくれました。
悩み事を抱えている人がいても「私には関係ない」と知らんぷりしてしまう人もいることでしょう。
しかし、この先輩は違いました。
どうしたのかと優しく訊ねてくれて、Aさんの話をしっかりと聞いてくれました。
先輩にも仕事があるし、仕事が終わればプライベートでやりたいことがあるでしょう。
それなのに、Aさんのために時間を作ってくれました。
この行為は、親が子どもに対して示す優しさに似ています。
こういった心のこもったさまに対して「親身に」という言葉を用います。
心のこもった態度で悩みを聞いてくれるさまについて用いることが多い言葉ですが、その他にも指導をすることや、世話をすることなどについても用いることがあります。
「親身に」を使った例文
・『親身になって話を聞いてくれた』
・『親身になって対応をしてくれた』
・『先輩が親身になって指導をしてくれました』
「親身に」の返答や返信例
この言葉に返答をする必要はありません。
相談に乗ったり、指導をしたりした際に、親身であったことに対してお礼を述べられることがあります。
その場合には、相談についてだったら「また相談にのります」、指導についてなら「また力を貸します」などの返答をしてもよいでしょう。
一度だけでなく、別の機会にも親身にすることを伝えれば、相手はうれしいはずです。
まとめ
この言葉は、誰かがに親や兄弟のように細やかな心遣いを示してくれたときに用います。
「親身に」接してくれる人がいると、職場では心強く、安心できることでしょう。
そういった人を持ちたいものです。