「長きにわたりご尽力」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「長きにわたりご尽力」とは? ビジネス用語【一語】

「長きにわたりご尽力」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「長きにわたりご尽力」とは?

「長きにわたり」は、「長い間にまたがっていること」を示します。

「わたり」は、その期間の継続性を表現する言葉で、「長きにわたり」とすれば長期間の継続を意味します。

また、「尽力」「力を尽くす」ことを意味します。

これは漢字のとおりの意味ですが、「尽くす」という意味を持つ言葉を使用していることから、全力で取り組む様子を強調した言葉と言えます。

そのため、これらを組み合わせた「長きにわたりご尽力」は、「長期間力を尽くすこと」を意味する言葉だといるのです。

「長きにわたりご尽力」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「長きにわたりご尽力」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、定年退職する社員がいたとします。

部内で挨拶することになり、あなたはその会で司会を務めることになりました。

このような場合、その社員を示して「〇〇さんは、営業部門で、長きにわたりご尽力くださいました」と紹介するとよいでしょう。

これは「長期間」と表現すると事務的に響きになるのに対して、より豊かな表現方法になると言えるのです。

ここで注意したいのは、活字で使用する場合です。

「長きにわたり」を漢字に変換する場合に「渡り」とするか「亘り」とするかで悩むのではないでしょうか。

期間を示す場合の漢字は「亘る」を用います。

そのため、ここでは「長きに亘り」が正しい変換なのです。

仮名表記でも問題ありませんが、漢字表記する場合は誤変換に注意するとよいでしょう。


「長きにわたりご尽力」を使った例文

ここでは「長きにわたりご尽力」を使った例文を挙げていきます。

・『営業部門で長きにわたりご尽力くださいました』
・『長きにわたりご尽力くださった成果と言えます』
・『長きにわたりご尽力なされた結果、大変な研究成果を残しました』

「長きにわたりご尽力」の類語や敬語での言いかえ

それでは「長きにわたりご尽力」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「長きにわたりご尽力」の類似表現

「長きにわたり」「長期間」「長い事」「長期にまたがり」などが類語と言えるでしょう。

また、「ご尽力」は、「ご注力」「お努めになる」「励まれる」などが類語と言えます。

「長きにわたりご尽力」の敬語表現

「長きにわたりご尽力」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

たとえば「長期間にわたりご努力」という言い換えが可能です。

また、語尾に「なさる」「くださる」などを加える表現もできるでしょう。

まとめ

このように「長きにわたりご尽力」は、長期間の努力を表現する言葉です。

ビジネスでも使えるフレーズですので、おぼえておくのがよいでしょう。