正しい表現を知っていると、自信をもって職務を全うできます。
「お知らせ願えれば幸いです」の適切な使い方と例文を見ていきましょう。
「お知らせ願えれば幸いです」とは?
この場合の「お知らせ」とは、何らかの情報を知らせてもらうことを述べています。
「願えれば幸いです」は「そのようなことをお願いできれば、ありがたいと思っています」という解釈ができます。
そのため「事前にお知らせしてもらえると、非常に助かります」という訳に。
連絡や報告をお願いする時の言い方といえるでしょう。
「お知らせ願えれば幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
お客様のリクエストを待っている時、あるいはコースメニューの作成のため苦手な食べ物を事前にお聞きしたい時に使えるのが「お知らせ願えれば幸いです」です。
丁重にお願いしているので、へりくだって依頼したい時に使われています。
一方で「願えれば幸いです」という言い方は古風な表現のため、人によっては古めかしく感じてしまう場合も。
他の表現も併せて覚えておき、ナチュラルな敬語に整えていきましょう。
「お知らせ願えれば幸いです」を使った例文
・『リクエストがございましたら、当店までお知らせ願えれば幸いです』
・『お嫌いなものがございましたら、事前にお知らせ願えれば幸いです』
「お知らせ願えれば幸いです」の類語や言い替え
似ている言い方に「お知らせいたします」があります。
「いたします」は「します」のへりくだった形式です。
謙譲語としての力があるので、こちらを下げる言い方になっています。
新メニューの情報、バレンタインイベントのお知らせなど、新しい情報をアナウンスしたい時に用いてみましょう。
「皆様に秋の新メニューについてお知らせいたします」と使います。
このほか言い替えの表現に「お知らせ願えますでしょうか」や「お知らせいただければ幸いでございます」があります。
どちらも自然な表現なので覚えておきましょう。
まとめ
「お知らせ願えれば幸いです」を解説しました。
気になる敬語を正しく学んで、言葉の達人を目指してください。