「追々」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「追々」とは? ビジネス用語【一語】

日常会話やビジネスシーンの中で使われる言葉の中で、「追々」というものがあります。

この言葉にはどのような意味があるのでしょうか。

こちらの記事の中で見ていきましょう。

「追々」とは?

「追々」とは、「順序を追って」「だんだんに」という意味を表している言葉です。

物事を一気に行うのではなく、少しずつ、その時の状況に合わせて行っていくという意味合いがあります。

この言葉は日常的にもビジネスシーンでも使われる機会の多い言葉ですが、ビジネスシーンで使う場合にはどのような使い方があるのでしょうか。

次の項目で見ていきましょう。

「追々」のビジネスでの使い方や使われ方、使う時の注意点

「追々」の使い方ですが、例えば、新入社員に仕事を教える際に、一気に全部教えようとしてもおそらく覚えきれないでしょう。

そのような時に、「追々教えます」という使い方をして、少しずつ教えるというやり方をします。

その時々の仕事の状況や、その新入社員の覚えるスピードなどを考慮し、その都度判断し「追々」教えていくのです。

また、「追々」を使う時の注意点ですが、「追々」は口語的な言葉なので口頭での会話では使用する機会は多いですが、ビジネスメールや手紙など文語的表現を必要とする場面には不向きです。

次に、「追々」を使った例文を見ていきましょう。


「追々」を使った例文

・『新入社員への教育は追々行います』
・『プロジェクトがまだ初期段階ですので、詳細については追々説明します』
・『まだ概要しか決まっていないので、内容については追々考えましょう』

「追々」の類語や敬語での言いかえ

さて、言い替えについて見ていきましょう。

「追々」の類似表現

「追々」の類似表現としては、「徐々に」「追って」などが挙げられます。

「追々」の敬語表現

「追々」はやや軽い印象を相手に与えてしまう言葉であるため、改まった場では「徐々に」を使うとよいでしょう。

「追々」の英語表現

「追々」の英語表現としては、“gradually”という言葉があります。

まとめ

「追々」は、使われる機会の多い言葉ではありますが、改まった場や目上の人などに対しては失礼な印象を与えてしまいかねない言葉です。

使う場面を適切に判断し使うようにしましょう。