担当者に、取り次いで欲しい時があります。
「ご担当の方」の適切な使い方を見ていきましょう。
「ご担当の方」とは?
営業の電話をかけて、専門の人にかわって欲しいことがあります。
また新しい会社を訪問して、担当者にご挨拶したいことがあるかもしれません。
「ご担当の方」は該当する方を、呼び出してもらう際の言い方です。
名前や役職が分からない時に使われています。
「ご担当の方」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご担当の方はいらっしゃいますか」は初めての企業を訪れた時のフレーズです。
「方」は「ほう」と読まず「かた」と読むので気を付けておきましょう。
またすでに取引がある会社に電話をかけて「ご担当の方は」と聞くのは失礼にあたります。
名刺交換を済ませた担当者がいるのなら「〇〇部署の〇〇様」と具体的な名前をあげて取り次いでもらいましょう。
顔見知りがいるのにその人を無視して「ご担当の方」とすると、人名さえ覚えられない失礼な人と思われて損します。
ちなみにビジネスメールでは「ご担当の方」は使わず「ご担当者様」とします。
小さなマナーに気を配って、できるビジネスマンを目指していきましょう。
「ご担当の方」を使った例文
・『〇〇と申します。ご担当の方はおられますか』
・『ご挨拶で伺いました。ご担当の方はいらっしゃいますか』
・『ご担当の方に、〇〇のご紹介で連絡いたしました』
「ご担当の方」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な表現を見ていきましょう。
「ご担当の方」の類似表現
似ている言い方に「係の者」もあります。
身内に対して使う表現なので、自社スタッフについて表現する時に使われています。
「このまままっすぐ進みますと係の者がおります。
そちらでお手続きをお願いいたします」と用いられています。
「ご担当の方」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「担当者各位」や「関係者各位」があります。
プレスリリースを不特定多数の方に発信する際に使われていて、宛先に書きます。
「各位」にはそれぞれの方々という意味があるので「様」と同じ役割を持っています。
「担当者各位様」とは言わないので注意しておきましょう。
「ご担当の方」の返答や返信例
取次を頼まれたら、会社名とご用件を聞いておきましょう。
「大変失礼ですが、お名前とご用件をお聞かせください」とします。
まとめ
「ご担当の方」の使い方を見てきました。
適切なやり取りをして、社会人としてのスキルを増やしていきましょう。