風の噂で、あるニュースを知ることも。
「知った」の使用例と、丁寧なフレーズを見ていきましょう。
「知った」とは?
これまで分からなかった、新情報に触れること。
あるニュースや情報に触れて、新しい発見があることをいいます。
「知る」の過去形にあたるので、すでに何らかの情報に触れたことをあらわしています。
「知った」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
井戸端会議のひとつなら良いものの、ビジネスシーンでは明け透けに聞こえてしまいます。
あどけなく感じられて、頼りない印象に見られてしまうので気を付けておきましょう。
「知る」の謙譲語には「承知する」「存じる」もあります。
このほか「お聞きする」や「存じ上げる」も挙げられます。
「存じる」は情報に対して使い「存じ上げる」は人に対して使うので、配慮しておきましょう。
「知った」を使った例文
・『初めてお聞きしました』
・『今朝のニュースで、第一報を存じました』
・『恥ずかしながら、いま拝聞しました』
「知った」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な言い方を見ていきましょう。
「知った」の類似表現
同じような表現に「お聞きしました」と「承知しました」があります。
「お聞きした」はある人を通じて何かを知るというニュアンスがあるので「〇〇様からお聞きしました」のように用いられます。
一方で「承知」にはあることを受け入れ、引き受けるという意味があります。
また「知る」という意味も含まれています。
「こちらの件について、承知いたしました」のように用いられています。
「知った」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「拝聞しました」が挙げられます。
拝聞は謙譲語としての役割があり「第三者から、ある情報を聞くこと」を示しています。
同様に「拝聴しました」も同じ意味があるので、へりくだって使用したい時に向いています。
どちらもすでに謙譲語としての意味があるので「拝聞させていただきました」や「拝聴させていただきました」とすると間違いにあたります。
覚えておきましょう。
「知った」の返答や返信例
初めて耳にする情報だった場合は「私も存じませんでした」や「初耳です」や「寝耳に水でした」とお答えします。
まとめ
「知った」の丁寧な言い方を見てきました。
色々な用語を知って、敬語の達人を目指してください。