この記事では「ご案じ申し上げます」という言葉について説明していきます。
「ご案じ申し上げます」とは?
心配している、気遣っているという意味合いを持つ、案じていますという意図を伝える言葉で、目上の人に使う言葉となります。
病気である、災害被害にあってしまったなどの状態に使うことが出来る言葉で、相手の住んでいる地域が災害にあったという状況での最初の連絡で使うことができ、この場合何の支障もなく無事であったとしても問題ありません。
このケースでは二度目以降は使わなくて良い状況と言えます。
「ご案じ申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
心配していますという意味であり、双方が心配事があることを理解しているという場合が最も使いやすい言葉で、ご案じ申し上げますと言った側だけが心配事があることを知っているというケースでは先に心配事について話し合ってから使うのが基本と言えます。
ビジネスの場では、病気や災害などにおいて見舞いの手紙で使うケースがありますが「お見舞い申し上げます」の方が使いやすい部分があり、「ご案じ申し上げます」はある程度事情を知っている間柄で使うほうがベターでしょう。
店員と客という関係ではまず使うことはありません。
「ご案じ申し上げます」を使った例文
・『この度の地震で被害などがなかったか、ご案じ申し上げます。』
「お見舞い申し上げます」ではないため、被害があったかはわからない状況での使用となります。
・『お身体のことをご案じ申し上げます。』
病院にかかっている相手を案じているという使い方で、お身体の部分で病院と確定します。
・『御社をご案じ申し上げます』
相手の会社が窮状を訴えた際の使い方としてあげられますが、そう使うケースは多くないでしょう。
「ご案じ申し上げます」の類語や敬語での言いかえ
「お見舞い申し上げます」は病気や怪我でない災害などのシチュエーションでも使える類語で、「お大事になさってください」は病気や怪我でで使われますが類語と言えるでしょう。
「ご案じ申し上げます」の類似表現
「気にかけております」という言葉は目上の人には使いにくいですが類似表現ではあります。
「ご案じ申し上げます」の敬語表現
ご案じ申し上げますの時点で敬語で目上の人に使うことができます。
「案じております」よりも丁寧な表現です。
「ご案じ申し上げます」の返答や返信例
気遣ってくれてありがとうという意図の返しをする、今後の見通しを伝えるという返答が考えられます。
まとめ
「ご案じ申し上げます」という言葉は相手を気遣う言葉で、病気や怪我だけでなく災害や被害に対しても使うことができ、心配しているという状況でも使うことはできます。