「謹んで」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「謹んで」の意味
「謹んで」は、恭しい態度で何かする場面で使用できる言葉です。
たとえば、「謹んで申し上げます」のように使用します。
このようにすると、「申し上げる」という行為を実行する様子が、恭しいものであることを表現できるのです。
「謹んで」は「謹む」という動詞が変形したものです。
これは、相手に対する敬意を理由に、態度や行動を控えめにすることを表現した言葉なのです。
つまり、相手を敬う気持ちを、行為で表したものと言えます。
これらのことから、「謹んで」が、恭しい態度で何かする場面で使用できる言葉であると分かるのです。
「謹んで」の敬語での使い方や表現方法
「謹んで」を敬語にすると、「謹みまして」と表現できます。
この場合は、丁寧語の「ます」を用いた敬語表現の形にできるのです。
たとえば、ある取引先に文書を書く事になったとします。
その中で、相手へ挨拶を記載する事にしたのです。
このような場面で、「謹みまして、ご挨拶申し上げます」と言うとよいでしょう。
これによって、相手に対して敬意を示す様子を、上手に表現できるのです。
また、「謹んで」を別な表現にする方法もあります。
たとえば「恭しく」のように言い換える事も可能です。
また、「かしこまって」のような類似表現もあります。
さらに、「恐縮ながら」のように、少し違う言葉を使って言い換えるような手段もあるのです。
これに「誠に恐縮ながら」のように、強調表現を組み合わせる事も可能です。
どれも同じような意味ですが、それぞれ異なる印象を持つ言葉になっています。
選択する言葉次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「謹んで」の言い換えや使用例
・『謹んでお祝い申し上げます』
・『謹みまして謝罪いたしたく思います』
・『誠に恐縮ながら一つ申し上げます』
ここでは、「謹んで」の使用例を挙げています。
例文からも分かるように、前段の内容に応じた言葉を、組み合わせて使用するとよいでしょう。
また、「謹んで」を変化させることによって、それぞれ違う印象の表現として活用できるようになるのです。
まとめ
このように「謹んで」は、恭しい態度で何かする場面で使用できる言葉だと言えます。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
