この記事では「考えておりますが」について解説をします。
「考えておりますが」とは?意味
ある事柄について、このように思っているけれど、といった意味です。
「考え」には、考えること、また考えて出した結論や判断などという意味があります。
あることに頭や心を働かせることや、そうして出した結論などのことをいいます。
「ております」は「ている」の丁寧な言い方で、現在の状態を表します。
つまり、話し手が今ある事柄を考えているということです。
過去に考えていたということではありません。
「ます」は敬意を表します。
「が」は、前に述べた事柄と後に述べる事柄の意が反対であるときに用いるものです。
「考えておりますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄についての話し手の考えを述べるときに用います。
何を考えているかは、この言葉の前に述べられています。
ある人が、支店の視察をしようかと考えているとします。
支店を実際に見て、状況を把握しておきたいと考えたのです。
しかし、他にもやらなければならない事柄が多く、なかなか支店に行くことができずにいます。
支店を視察したいと考えているけれど、実現できない状況にいるのです。
このことを「支店の様子を確認しようと考えておりますが、まだ実現しておりません」のように表すことができます。
「が」は、前に述べた事柄とは反対の意の事柄を後に述べるときに用います。
つまり、ある事柄を考えているけれど、それが実行できていないとき、考えとは違ったふうになってしまっているときに、この言葉を用いるのです。
「おりますが」で言葉を切ってしまうと、何を言いたいのか伝わらないので、後に言葉を続けるようにしましょう。
「考えておりますが」を使った例文
・『○○と考えておりますが、まだ○○さんには話しておりません』
「考えておりますが」の返答や返信例
何を考えていて、どのような状況なのかによって、返す言葉が変わります。
ある考えを持っているけれど、それを実現できていないとします。
この場合は、実現できるように手助けをする、実現するように行動を促すなど、いくつかの対応の仕方が考えられます。
ある事柄を考えているけれど、許可を得ることができていないという場合は、なぜ許可を得らえないのか原因を考え、それに対して適切な行動をとります。
許可を得ずに勝手なことをしてはいけません。
まとめ
この言葉は、ある事柄を考えているけれど、それが実際にはできていないときに用います。
話し手の考えを伝えるものです。
考えているだけでは、何も変わりません。
考えを持つだけでなく、実際に自分で動いて、実現を目指すことが大切です。