「乱筆乱文にて失礼いたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「乱筆乱文にて失礼いたします」とは?
「乱筆乱文にて失礼いたします」は、自分の文章が乱れていることを言い表した言葉です。
これは、定型句として使用されます。
このように言い表すことで、謙遜した態度を表明できるのです。
そのため、実際に筆跡や文章に乱れが無くても、「乱筆乱文」という表現を使用する事が多いのです。
なお、「乱筆乱文」は「らんぴつらんぶん」と読みます。
これは、「筆が乱れること」と「文が乱れること」を組み合わせて四字熟語にしたものです。
これによって、自分の文章が乱雑なものであると、謙遜する表現にできるのです。
ここでは、それに対して謝罪の気持ちを表明するために、「失礼いたします」を組み合わせています。
なお、「いたします」は謙譲語を使った表現になっています。
「乱筆乱文にて失礼いたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「乱筆乱文にて失礼いたします」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、恩師に手紙を書くことになったとします。
そこには、取り留めのない思いを記してしまったのでした。
このような場合には、「この度は、乱筆乱文にて失礼いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分の文章が乱れている様子を、謙遜して言い表す事ができるのです。
この言葉を使用する際には、「失礼いたします」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲語です。
謙譲語の意味を無くせば「失礼します」にできます。
同じ意味でも、違う種類の敬語になるのです。
使用する状況によって、上手に使い分けるとよいでしょう。
「乱筆乱文にて失礼いたします」を使った例文
「乱筆乱文にて失礼いたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を変化させるだけでも、違う印象の表現を作成できるのです。
・『乱筆乱文にて失礼いたします』
・『乱筆乱文にて失礼します』
・『乱筆乱文にて失礼申し上げます』
「乱筆乱文にて失礼いたします」の類語と敬語での言いかえ
「乱筆乱文にて失礼いたします」の類語と敬語を解説していきます。
「乱筆乱文にて失礼いたします」の類似表現
「乱筆乱文にて失礼いたします」の類似表現には、「乱筆乱文で失礼いたします」があります。
「にて」と「で」は、同じような使い方ができる言葉なのです。
「乱筆乱文にて失礼いたします」の敬語表現
「乱筆乱文にて失礼いたします」を別な敬語にすると、「乱筆乱文にて失礼申し上げます」のように言いかえできます。
まとめ
このように「乱筆乱文にて失礼いたします」は、自分の文章が乱れていることを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
