「分かり次第ご報告いたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「分かり次第ご報告いたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「分かり次第ご報告いたします」について解説をします。

「分かり次第ご報告いたします」とは?意味

はっきりとしたらすぐに知らせますという意味です。

「分かり」「わかる」のことで、はっきりと理解をする、物事などがはっきりとするという意味です。

「次第」は、その動作が行われたらすぐにという意を表します。

「商品が入荷次第、発送をする」のような使い方をします。

この例の場合だと、商品が入ったらすぐに発送をするという意味になります。

「ご報告」「報告」「ご」をつけて、相手を敬う表現にしています。

「報告」は情報などを知らせることです。

「ご」をつけて、報告を受ける人を敬っています。

「いたします」は、「する」の謙譲語の「いたす」と、敬意を表す「ます」をつなげています。

「分かり次第ご報告いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、何かがはっきりしたらすぐに知らせるつもりであることを伝える際に用います。

相手を敬う表現なので、失礼にはなりません。

たとえば、このような場面で使用をします。

ある工場では、製品の製造に必要な部品を作っています。

この部品を他社に納品しているのですが、製造ラインにトラブルがあり、部品の生産が一時的にストップして、納品できない状態になってしまいました。

納品をしている会社から「いつごろ部品を届けてくれるのか」と問い合わせがありました。

はっきりした日にちを伝えたいのですが、いつ製造ラインがもとに戻るのかわからないので、この日だと具体的に伝えることができません。

はっきりとしたことがわかったら伝えたいとは思っています。

そのようなときに、この言葉を伝えます。

この例の場合だと、「納品できる日がはっきりとしたら伝える」という意味で、この言葉を用いていることになります。


「分かり次第ご報告いたします」を使った例文

・『何が原因なのか分かり次第ご報告いたします』

「分かり次第ご報告いたします」の返答や返信例

何がわかったら、どういったことを伝えてくれるのかによって、返事の内容が変わります。

わかってからでないと報告をもらえないので、報告があるまで待っていましょう。

急かしたところで、何かがわかる時期が早まるわけではありません。

すぐにでも知らせを受けたいときには、確実に連絡を受け取れる方法を伝えておくとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、何かがわかったらすぐに知らせるつもりである意を表しています。

伝えたいと思っていても、はっきりとしないと伝えられないこともあります。

情報をすぐにでも知りたい人もいることでしょう。

待っている人もいるので、何かがわかったならすぐにでも伝えたいものです。