「厳粛に受け止める」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「厳粛に受け止める」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネス用語の「厳粛に受け止める」はどんな意味がありどんなときに使う言葉なのでしょうか。

「厳粛に受け止める」とは?意味

「厳粛に受け止める」とは、「真面目に受け止め気を引き締めて真摯に対応する」という意味で使われる言葉です。

「厳粛に受け止める」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

相手の言葉や態度をどのように受け止めるかというのはビジネスに限らず重要な問題です。

相手が必死に訴えているのに軽く受け止めることもあれば冗談めかして言った事を真面目に受け取ってしまうこともあります。

物事というのは言葉の内容や意図など伝えたい側がどう思っているのかだけではなく、受け止める側がどのようにとらえるかによっても意味合いがガラリと変わります。

軽い気持ちで言ったことが大問題になったり真面目な取り組みが無駄になったりなど伝える側と受け止める側の意識の違いにより物事がうまく進まないケースは少なくありません。

「厳粛に受け止める」とは「物事を真面目で真剣なものであると受け止めて然るべき対応をとる」という受け止める側の意識と態度を表す言葉です。

発せられたメッセージや起きた出来事に対し軽んじることなく真摯に取り組む意思があることを示しており、物事の扱いとして決して軽く扱うことなくふさわしい取り扱いをすることを示しています。

ビジネス表現として「厳粛に受け止める」という言葉が使われるのは具体的な対処方法や対応方針が決まっていないときです。

発言や発表に対しどのように思っているかを問われたら何らかの返答を返す必要がありますが、具体的な対応が決まっていないのに軽はずみに発言すると混乱を招きかねません。

そのような状況においてとりあえずの場つなぎとして使う表現が「厳粛に受け止める」です。

この言葉が示しているのは受け止め方であり具体的な対応ではありません。

受け止め方として真面目に受け止めるのは当然であり人前で発言したからといって後に何か影響が出ることもなく時間稼ぎとしては最適な言葉です。

これから対応を考えるときなどに広く用いられる表現です。


「厳粛に受け止める」を使った例文

・『今回の事態を厳粛に受け止める』
・『事故が多発している現実を厳粛に受け止める必要がある』
・『厳粛に受け止めるのであれば何らかの対応は必須だ』

「厳粛に受け止める」の返答や返信例

・今後はどのように対応しますか
この言葉からわかるのは受け止め方のみで具体的な対応や行動は何一つわかりません。

一歩踏み込んで今後の対応について確認しておきましょう。

・わかりました
現段階で相手に具体的な対応を求めないのであれば言葉をそのままうけいれる返答を返します。

まとめ

「厳粛に受け止める」は真面目に受け止めることを表していますが具体的な内容については一切触れていません。

ビジネスの世界だけではなく政治の世界でも多用される表現なので言葉の裏に含まれる意味合いを正しく理解しておきましょう。