「格別のお引立て」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「格別のお引立て」とは?
「格別のお引立て」は、「特別な重用」などの意味で使用される言葉です。
「格別」は、「普通の程度と違っていること」を意味します。
つまり、普通とは、「格を別ける」という意味になっているのです。
そして「格」とは、「価値」や「身分」などの意味で使用される言葉なのです。
また、「お引き立て」は、「引き立てる」という動詞が名詞化したものです。
これに接頭語の「お」を付与して、丁寧な言葉にしているのです。
なお、「引き立てる」には、「重用する」や「贔屓にする」などの意味があります。
これらのことから、「格別のお引立て」とは、普通とは区別して特別に扱う様子を、言い表した言葉だと言えるのです。
「格別のお引立て」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「格別のお引立て」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、得意先を訪問したとします。
すると、追加発注したいとの話を、あなたにしてくれたのです。
このような場合には、「いつも格別のお引立てをいただき、ありがとうございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手が特別な扱いをしてくれてる様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「お引き立て」の使い方に注意しましょう。
これは、名詞のように扱う言葉です。
そのため、動詞を組み合わせて使用する必要があります。
「お引き立てをいただき」や「お引き立てを頂戴し」が、よく使用される組み合わせです。
セットでおぼえておくとよいでしょう。
「格別のお引立て」を使った例文
「格別のお引立て」を使った例文を挙げます。
例文のように、「感謝」を示す言葉と組み合わせて使用すると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『格別のお引立てをいただき、ありがとうございます』
・『格別のお引立てを頂戴し、感謝いたします』
・『格別のお引立てを賜り、心より感謝申し上げます』
「格別のお引立て」の類語と敬語での言いかえ
それでは「格別のお引立て」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「格別のお引立て」の類似表現
「格別のお引立て」の類似表現には、「特別なお引き立て」があります。
「格別の」と「特別な」は、同じような使い方のできる言葉なのです。
「格別のお引立て」の敬語表現
「格別のお引立て」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「格別のご重用」のように言いかえできます。
まとめ
このように「格別のお引立て」は、特別に重用してくれるような場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
